第28回図書館〈書評〉大賞 受賞おめでとうございます!

創作表現専攻・3年生の山口拓海さんが図書館〈書評〉大賞の大賞を受賞しました。書評大賞への応募は今回2回目で、1回目は惜しくも受賞にはいたらなかったそうですが、今回大賞を受賞し、見事リベンジを果たしました。山口さんに書評を書くために工夫したこと等、お話を聞きました。

(2026年5月29日(金)まで図書館で展示されています)
—書評大賞へ応募した経緯を教えてください。
所属ゼミである永井ゼミで小説の読解・批評を勉強しています。2年の後期からゼミが始まり、3年生になってある程度の読み解き方が出来るようになってきたので、永井先生のすすめもあり、自分の読み解き方を発信することができたらいいなと思って応募しました。今回の作品には3年の前期に取り扱った作品の1つを選びました。ゼミの中では自分なりの読解を人に伝えるためには、人に分かってもらえる表現が必要になってくることを教わっています。その力を応用して書評を書きました。
—書評を書く過程で工夫したこと・苦労したことなどはありますか。
扱う作品が過去の書評大賞で受賞している作品だったので、今までの傾向を知ろうと、図書館が発行しているパンフレット『Lib.let』に掲載されている記事を読みました。最初はそれと同じような内容になりかけていて、これでは同じ内容になって面白くないなと感じたので、自分なりの読解を提示したいなと思ったのですが、それを表現するのは大変でした。また、最初に考えていた内容が長くなってしまっていて、1から100まで人に伝えようとしすぎていました。結局、書評の規定の文字数の枠におさまりきらないので、どう削って、分かるところだけ残すのかという作業がとても苦労しました。ゼミの読解で話した内容を昇華させたものにしようと思った結果、今回の内容になりました。ゼミで学んだことを形に残せたらいいなと思って応募したので、勉強で得られた力が発揮できてよかったです。
—書評を書くためのポイント・意識したことなどがあれば教えてください。
まず、確実に文字数をおさえて上手くその中で表現することが大事だと思いました。その上で構成を上手く作ることも意識しました。前回応募した内容を他の人に読んでもらった時に「つかみの部分が弱いね」と言われたので、今回は「続きを読みたい」と思ってもらえるようなつかみの部分が上手くいくように重点を置いて書きました。
—書評を書くにあたって大学の授業内の教えで役に立ったことはありますか。
それこそ全部積み重ねだと思います。これまでの全ての授業で受けてきた1つ1つの要素が全部役に立っていると思うので、1つにはしぼれないです。
—創作表現専攻へ何を学びたいと思って入学しましたか、また実際入学してどう感じたかを教えてください。
「小説を読みたい」のと、出来たら「小説を書きたい」と思って入学したのですが、学んでいるうちに「書きたい」よりも「読みたい」が大きくなりました。理論や考え方を学んで、読み方が深いということに気づいて、もう少し自分だからこそ読めた、みたいなことができたらいいなと思い始めました。そういった読解が面白いということに気づける授業が幅広く、書くためには読めないと書けないということで読み方の授業が幅広く設けられていると感じます。また小説だけではなく、映画、漫画も含めて複合的な授業がある部分が入学前に思っていたよりも期待以上のものがありました。
—今後、書評大賞へ応募する人へのアドバイスをお願いします。
自分が考えていることを伝えるのは言葉を選ばないと難しいと思いますので、言葉選びに敏感になるとよいと思います。また、最初の文のインパクトは大きいので、最初に目を引く言葉、説明しすぎないけど興味を引く言葉を入れることを意識するとよいと思います。全部を伝えるのが言葉じゃない。ある程度は相手に考える選択肢を持ってもらえるような書き方ができるとよいと思います。
—今後の抱負
大学最後の一年は卒業論文を書くことに注力して取り組みたいと思います。今回の書評大賞で評価が可視化されたので今後に向けての自信となりましたし、伝わる言葉の練習ができたと思います。こういう言い方が伝わるということが結果として見えたので、卒論に関しても伝わりやすくて明瞭な言い方を意識できるように言葉に対する敏感さを持っていたいです。
大賞・準大賞の作品は、図書館が発行している『Lib.let』 40号(2026年春 発行予定) に掲載されます。図書館からの発行をどうぞお楽しみに!

