荒川徹ゼミ
MVなどの既存の作品を踏まえ、自分なりの表現にチャレンジできるゼミ
まず荒川ゼミ3年の方へのインタビューから。
――お名前をお願いします。
福岡さん(以下、同) 福岡 匠です。
――所属ゼミの紹介をお願いします。
映像をメインで学んでいて、最近は1つのMVを細かく研究しました。
具体的には、シーンの意味やMVに映っているインテリアの役割、歌詞の関係性などを調べて、分析しています。
――ゼミの雰囲気はどんな感じですか?
先生が結構真面目な方なので、わいわいしているというよりかは、みんな真面目に取り組んでいるという感じです。でも普通に喋るので、全体的には落ち着いていて、すごく過ごしやすい雰囲気です。
――ゼミの自慢話はありますか?
荒川先生が映像はもちろんメディアにも詳しい方で、カメラの技術など様々なことを詳しく教えてくださることが強みだと思います。
――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか?
先日の課題は、自分でMVを作成しました。元々あるMVのオマージュでもMVがない曲で新しく制作しても良いという内容で、自分は藤井風さんのMVをオマージュしました。ただ真似するだけではなくて、オリジナルの描写を取り入れて工夫しました。
他には、K-POPのMVを取り上げている人もいました。
次は映画を中心に学んでいく予定です。
――ゼミでの思い出は何かありますか?
全員好きなジャンルが違って、課題の講評会の時はこんなに表現や捉え方が変わるものなんだなと感じた思い出があります。
――荒川先生の好きなところ、面白いところはありますか?
真面目そうですが、意外と天然な所もあって自分はすごく好きです。
言い換えればお茶目で、みんなが作ってきた映像にツッコミを入れてくださったり、消毒液のことをシュッシュッと仰るところですね(笑)提出した映像は必ず褒めてくださるので、提出時の緊張はありません!また、しっかり改善点も教えてくださるのでとても優しいです。
――1番好きな課題を教えていただきたいです。
自分はMVの制作が好きです。
荒川先生の課題の出し方は、テーマだけ伝えられて後は自由に作ってきてねという感じなので、それがとてもやりやすいです。その分自由度が高いので、楽そうに思われがちですが、そこが色んな人の思考を広げていると思います。他の人の作品を見て、そういうのもあるのか!うわ、やられた!と思うこともすごくあり、それはとても悔しいです。
――荒川ゼミに入ったきっかけは何ですか?
最初、自分は荒川ゼミと藤田ゼミで迷っていました。そこで松井先生に相談したところ、「やはり、荒川先生は結構MVに特化している方だからMVの制作がしたければ入るといいよ」というお声がけをいただいて、入ったという感じです。
――荒川ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか?
やはり、映像制作系の授業は取った方がいいと思います。
1年の「映像制作基礎」に加えて、「映像制作aとb」がおすすめです!どちらとも荒川先生と藤田先生の授業あります。映像系のゼミで迷っているなら、どちらか一方を荒川先生、もう一方を藤田先生にすると先生の雰囲気も分かって良いと思います。
――実際、荒川ゼミに入って感じたことはありますか?
結構、映像制作の授業がそのままのゼミになったという感じだなと思いました。
――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします!
大学で自分がやりたいメディアのジャンルが決まっていない人は、とりあえず様々なものに触れてみてください。やはり大学は、友人や授業などで刺激が多いと思います。自分を追い込まずに広い視点で、自分の将来などを決めていってもらえればいいのかなという風に思います。
――はい、ありがとうございました!
つぎに荒川ゼミ4年の方のインタビューです。
――お名前をお願いします。
清水さん(以下、同) 清水 遥奈です。
――所属ゼミの紹介をお願いします。
荒川ゼミは主に2つのことを目標にしています。1つ目は、既存の作品から定番の表現方法を研究して、映像文化の在り方を考察することです。2つ目は、既存の作品から学んだことをそれぞれの個人制作で個性として発揮できるようにすることです。
――ゼミの雰囲気はどんな感じですか?
荒川ゼミは、他のゼミよりも“個人”という感じが強いです。制作自体も個人で進めていくので、みんなで集まって何かするのは本当にないです。授業の流れは、先生から既存の作品の表現方法について解説してくださって、それを踏まえた上で個人で他の作品を考察し、卒業制作に活かしていくという感じです。
――ゼミの自慢話はありますか?
荒川ゼミの自慢は自由なところです!自分がやりたいと思った表現方法があれば挑戦でき、荒川先生に相談するととても丁寧に教えてくださいます。チャレンジしたいことに関して荒川先生が全面的に協力してくださるところが一番の強みだと思います。
――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか?
ゼミ内での解説を通して定番の表現の良さを学びました。
ありがちな表現はつまらないと思うのではなく、定番の表現を自分なりに工夫することが重要だと思うようになりました。また、原点に返ることが良いという考え方は、日常生活においても活かせるので、大きな学びだと感じています。
――ゼミでの思い出は何かありますか?
既存の作品を用いて表現の解説をしてくださるのですが、授業内で自分の好きなアーティストのMVが使用された時はとても楽しかったです!好きという気持ちを肯定してくれている気がして嬉しかったです(笑)
――荒川先生の好きなところ、面白いところはありますか?
作品の講評をする際に否定的なことを言わないところが好きです。絶対に一度は褒めてくださいます!その上で、次につながるアドバイスをくださるので、モチベーションも保つことができてとてもありがたいです。
――卒業プロジェクトのテーマや内容を教えていただきたいです。
卒業制作として、MVを2本制作しています。
既存の曲に、1から自分で考えた構成やストーリーをオリジナル映像として合わせています。ゼミでの活動を通して「日常に潜む闇」という、自分なりの作品の系統を発見することができたので、卒業制作にも活かそうと考えています。
――荒川ゼミに入ったきっかけは何ですか?
元々、MVを見るのが好きで、自分で制作してみたいなと思っていました。MVの制作方法や表現方法などを学ぶことができ、卒業制作として実際にMVを制作できるところに魅力を感じたことがきっかけです。
――荒川ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか?
個人的にすごく役立ったなと感じるのは、「モーショングラフィックス」です。
Adobe After Effectsというソフトを使う授業ですが、MVなどの映像作品を制作する上でAdobe After Effectsが使えると作品の幅が一気に広がるなと感じます。
――実際、荒川ゼミに入って感じたことはありますか?
ゼミの雰囲気がとても自分に合っているなと思います。グループワークをほぼしないゼミなので、その分自分のペースで自由に活動することができます。自分の好きなように活動できる空間はとても居心地がいいなと感じます!
――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします!
ゼミの延長でそのまま就職する人もいれば、制作活動が卒業と同時に終わる人もいると思います。どちらにしても、先生方が全面的にサポートしてくださる学生の間に、やりたいことを全部やっておいてほしいなと思います。最終的に全然違うジャンルへ就職したとしても役立つことはきっとあるはずなので、最大限に自分を表現して、今を楽しんでほしいなと思います。
――はい、ありがとうございました!
荒川ゼミの内容をもっと知りたくなった場合は、学部のウェブサイトもご覧ください!
https://souzou.aasa.ac.jp/momp/荒川徹ゼミ
[3年生]
取材日:2023年11月9日(木)
場所:アトリエ(アネックス)
取材担当:
インタビュー、記事 、 記事校正=長谷川果穂(3年生)
写真撮影=山本知佳(3年生)
写真補正=加藤百華(4年生)
※学年は2023年度のもの。
[4年生]
取材日:2023年11月20日(月)
場所:7号棟712教室
取材担当:
インタビュー、記事=伴琴未(1年生)
記事校正 =長谷川果穂(3年生)
写真撮影、写真補正=加藤百華(4年生)
※学年は2023年度のもの。