阿部卓也ゼミ
自主性が高く、自分のやりたいことに挑戦できる環境が整ったゼミ
まず阿部ゼミ3年の方へのインタビューから。
――お名前をお願いします。
土田さん(以下、同) 土田 有里子です。
――所属ゼミの紹介をお願いします。
普段のゼミでは話し合いがメインで個人制作は各自、家で行っています。
自分が何が得意でどんなことをしたいか話し合いをした結果、展覧会を開催することになりました。メインは展覧会の話し合いを中心に行っていました。
――ゼミの雰囲気はどんな感じですか?
優しく、控えめなタイプな子が多いなと思います。
――ゼミの自慢話はありますか?
1人1人がやりたいことを決めて制作しているので、幅広い作品と関われるのが特徴だと思います。やりたいことがなんでもできる環境なのも強みだと思います。
――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか?
授業と違ってやりたいことから自分で考える必要があるため、モチベーションを保つことが難しいところはあります。しかし、そういう経験も含めて作品を作りきることができるという点が1番学んだことだと思います。
――ゼミでの思い出は何かありますか?
学外で実施した展覧会です。最初は何もない空間にステッカーや風船などで飾り付け全員で作り上げていく過程が楽しかったです。
――阿部先生の好きなところ、面白いところはありますか?
自分がやってみたいことに対して背中を押してくださるところです。悩んでいる時には参考作品を紹介してくださるなど、どう取り組めば良いかを示してくださいます。
――1番好きな課題を教えていただきたいです。
展示会用に作成したノベルゲーム作品が1番思い出があって好きです。
ゼミ展全体のテーマが多様性だったので、私はジェンダーに焦点をあてて制作しました。初めてのゲーム制作だったので試行錯誤を重ねながら作りきれたのもよかったなと思います。
ジェンダーに焦点をあてたゲーム(土田さんより)
――阿部ゼミに入ったきっかけは何ですか?
取り組むテーマや目標を各自で決めて、作り続けるスタイルだという話を聞き、興味を持ちました。また、私がゲーム制作をしたかったこともあり、ゲーム制作ができるゼミの中で自由度が高かったので阿部ゼミを選びました。
――阿部ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか?
気になっている先生の授業を受けるのがいいと思うので、阿部ゼミなら「モーショングラフィックス」を取ると良いと思います。与えられた課題に対して企画をして制作をする映像制作系の授業なのでゼミの進め方にも似ていると思います。
――実際、阿部ゼミに入って感じたことはありますか?
入る前はゼミの時間で個人制作を進めると思っていたので、話し合い中心なことに驚きました。
――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします!
やりたいことができる自由度の高いゼミなので、ゼミに入る前に自分のやりたいことをなんとなくでもいいので考えておくといいのかなと思います。
――はい、ありがとうございました!
つぎに阿部ゼミ4年の方のインタビューです。
――お名前をお願いします。
野々村さん(以下、同) 野々村 雄斗です。
――所属ゼミの紹介をお願いします。
3年生はゼミ生全員が、デジタルでゲームを制作しました。阿部先生は自由主義なので、ゼミ生で何をやるか選べます。個人制作する案もあったのですが、「一旦ゲームをやってみよう」という話になりました。単にゲームの制作だけだと研究にならないので、LGBTやSDGsといった社会問題を解決するというテーマに沿って制作をしました。
4年生は、授業やゼミでやってきたことを活かした個人制作をして、展示会を開催します。そのため、映像やCGなど、みんなそれぞれで取り組んでいます。今、僕は病気の子どもを保育する病児保育についての映像を、学外の方とのコラボで制作しています。
――ゼミの雰囲気はどんな感じですか?
学生主体で活動しており、ゼミ生同士で話し合って進めています。話し合っても決まらない場合は個人で資料を集めて、次の授業に持っていくことが基本です。
――ゼミの自慢話はありますか?
他のゼミよりも主体性が求められる分、自由にやりたいことに挑戦できるところが特徴であり、強みだと思います。
――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか?
阿部ゼミは基本的にグループワークなので、メンバーと協力して活動を進めていく中で、社会性や協調性の重要さを学んでいます。また、人数が多いゼミではないので、1人に任せられる裁量が大きく、みんなで協力することが必要だと思います。
――ゼミでの思い出は何かありますか?
ゼミのメンバーで飲み会をしたことです。なかなかみんなで集まれることがなかったので、特に印象に残っています。
――阿部先生の好きなところ、面白いところはありますか?
沢山お話ししてくださるのですが、考えながら話しているときに途中で悩んだ表情をされていて、見ていて面白いです(笑) しかし、話の着地点が見えていらっしゃるときは、とてもわかりやすいです。
――卒業プロジェクトのテーマや内容を教えていただきたいです。
「人と人との繋がりがメディアの価値」というテーマを、学外の方とコラボした(病児保育についての)映像作品を通して伝えたいと考えています。コラボ先の協力を得て作品を完成させるという、制作過程で繋がりを示せたらいいなと思っています。
病児保育についての映像作品 ※一部抜粋(野々村さんより)
――阿部ゼミに入ったきっかけは何ですか?
ゼミを決める際に行った面談で、先生の話している雰囲気が自分に合っているなと感じて入ることを決めました。
――阿部ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか?
2年生のときに必修で受講する「研究法概説」はきちんと聞いた方が良いです。
どの授業が…というよりも、普段の授業から雰囲気が合いそうな先生を探しておくといいと思います。
――実際、阿部ゼミに入って感じたことはありますか?
思ったよりも自由であることを特に感じます。なので、阿部ゼミはより自主性が必要であると改めて思います。
――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします!
先生やゼミの内容はもちろん大事ですが、ゼミに入ってからのメンバーとの繋がりもとても重要だと思っています。2年近く一緒に授業を受ける仲なので、普段からいい雰囲気が築けるよう心掛けると良いゼミ活動ができると思います。
――はい、ありがとうございました!
阿部ゼミの内容をもっと知りたくなった場合は、学部のウェブサイトもご覧ください!
https://souzou.aasa.ac.jp/momp/阿部卓也ゼミ
[3年生]
取材日:2024年1月9日(火)
場所:新1号棟多目的ホール
取材担当:
インタビュー、記事、写真撮影=山本知佳(3年生)
記事校正 、写真補正=長谷川果穂(3年生)
※学年は2023年度のもの。
[4年生]
取材日:2023年11月21日(火)
場所:アトリエ(アネックス)
取材担当:
インタビュー、記事=伴琴未(1年生)
記事校正、写真撮影、写真補正=長谷川果穂(3年生)
※学年は2023年度のもの。