ゼミで学ぶ専門テーマ
《自分には何が見えているのだろう》──その問いを自分にしつづけることは、表現でも研究でも、重要なことだと思います。映像にうつるものをなるべく見のがさないように見ること。そして見えていはいないけど、編集によって現れてくる効果(時間経過や想像力)を的確に読み解くこと。その意識があれば、より密度の高いものがつくれるはずです。

その変化や広がりを映しだします
現代メディア社会と、ゼミの専門領域
《時代を越えられなかったメディアもまた愛される》──ミュージックヴィデオは視覚・聴覚メディアの発展と普及にそっているだけではなくまた、古いビデオテープやフィルムなど、すたれてしまったメディアの質感と情感を再現し、愛するという特徴をもっています。技術上はザラザラのノイズになってしまうものも、表現には欠かせないこともあります。1秒より短い時間にも動きが多い、音楽の細かい時間の感覚をベースとするMV表現ならではのものです。

映像の色彩調整に積極的に取り組んでいます
専門性を身に付けるために
《自分には何が見えているのだろう》──その問いを自分にしつづけることは、表現でも研究でも、重要なことだと思います。映像にうつるものをなるべく見のがさないように見ること。そして見えていはいないけど、編集によって現れてくる効果(時間経過や想像力)を的確に読み解くこと。その意識があれば、より密度の高いものがつくれるはずです。

ゼミを通して学んでほしいこと
《表現の方法を探求しよう》──まず大事にしたいのは、表現したいことによってさまざまな手法をとりうるということです。しかしながら、映像なら、映像フォーマットの限界(細やかさや画面の幅、色彩表現)があり、その限界をどう生かすか(越えるか)が大切です。定型の手法を学びつつ、そこを疑っていきましょう。
卒業論文・卒業制作の例
ミュージックヴィデオ形式の映像作品が多く、表現手法に対して意識的な、短編映像の制作を行うことを目標としています。実制作経験が生きる、映画論・MV論の卒業論文を提出する方もいます。
羽ばたく卒業生
映像制作分野での制作職や技術職で、MV・CM・テレビ番組制作などに関わる卒業生がいます。また、本学が専門のみならず幅広い分野を学べる大学であることも生かして、一般企業に就職する方も多くいます。
