ゼミで学ぶ専門テーマ

メディアとポピュラー文化の社会学

教員著作


現代メディア社会と、ゼミの専門領域

このゼミでは、現代社会のさまざまなメディアやポピュラー文化を、社会学の理論と方法によって分析・考察します。

社会学は、さまざまな社会現象のなかで共通にはたらく「しくみ」を取り出す学問です。身近な現象は距離を取って考えるのは簡単ではありませんが、学問的に確立された理論枠組や調査方法を身につけることで、それができるようになります。

社会学の視点から考察することで、身近なメディアやさまざまな文化現象の「新たな姿」が浮かび上がってきます。


専門性を身に付けるために

ゼミでは、メディア理論や社会調査の方法を、文献の講読や調査の練習を通じて、入門段階から少しずつ身につけていきます。

卒業プロジェクトは、基本的に卒業論文になります。そこでは、あなたが立てた「問い」について、社会調査の結果を分析したり、理論枠組から考察したりすることで、自分なりの「答え」を出していきます。


ゼミを通して学んでほしいこと

メディアや文化の歴史、関連する社会学の理論枠組を学ぶと、ふだん自分が何気なく行っている趣味活動や楽しく遊んでいる行為自体を社会的文脈のなかで捉えることができます。

こうした見方はメディアや文化に関わる仕事に活かせるのはもちろん、人生をより立体的で豊かにしてくれるという意味で「一生役に立つ」と思います。

ゼミ活動の様子


卒業論文・卒業制作の例

・アクリルスタンドとは何か:生活財生態学法を用いた写真調査から

・ソーシャルゲームで築く恋愛関係

・メディアで読み解くバレエ文化の持続と変遷:

・名古屋・女性スタイルの変遷:『TOKAI SPY GIRL』を中心にみる名古屋嬢ブーム

・配信で観るお笑いはつまらないのか

・アフターコロナの非日常体験の再発見:ライブのメディア形式の多様性

・岐阜県白川村のアニメ聖地巡礼:コロナ禍の新たなアニメツーリズム

・メンズ地下アイドルに“沼る”ファン


羽ばたく卒業生

webコンテンツ制作、芸能プロダクション、テーマパーク、旅行代理店、文化財団、地方自治体など、メディア文化に広く関わる分野で活躍しています。